講演会「アメリカにおけるコーチングの現状」が開催されました
7月12日 (金) 3講時 (13:15〜14:45) に,7号館203教室で開講されている「コーチング科学」においてゲストスピーカーとして米国ジョージア州アトランタより篠原 奈美枝 氏 (シノハラ体育アカデミーUSA,以下「アカデミー」と表記) をお招きし,「アメリカにおけるコーチングの現状」と題してご講演して下さりました.
アカデミーではご自身が取り組んできた新体操を指導している篠原氏.新体操FIG国際審判員として国際大会に出席すると,審判員同士の会話はロシア語が飛び交うといった東欧で盛んに行われている新体操ならではの体験談を自己紹介としてお話し下さりました.
講演は 1)選手時代に受けたコーチング, 2)アカデミー以前の私のコーチング,3)アメリカの競技スポーツについて,および 4)アメリカの社会スポーツ といった構成で進行しました.1)現役時代に受けた,厳しく,繰り返し 行われた指導を通して,輝かしい功績を獲得した経験から,2)コーチに着任してその指導を踏襲して”しまった”こと (ただし,関東大会出場を果たしたこと),3)渡米し,これまでの経験とは異なる現場があり,気づきがあったこと.関連してコーチに必要な技能について,と一気に語りかけて下さりました.受講している学生の多くも運動部に所属しており,共感できるところが少なからずあったようでした.4)としては,アカデミーに入校している子ども達について,日本との違いを紹介したのちに,結びとして,日米の良いところをとったコーチングのあり方についての提案がありました.また,同行していた長女エレナさんの自己紹介もありました.現在ジョージア工科大学2年生として学業に勤しみつつ,新体操選手として,来年のオリンピックへの出場が期待されております.
詳しい講演内容は,次回のオープンキャンパス (8月11日) の研究室ツアーでもお伝えします.興味のある方はぜひ,お声掛けください!
コーチング科学を開講している本コースでは,受講する学生の皆さんの講義への理解を深め,将来像をより具体的なものにするべく,第一線で活躍する研究者や競技指導者を定期的にお招きし,講演会を開催致しております.