SDGs探求「生体信号・バイタルサインってなんだ」
関東学院大学では,高大連携企画「SDGs探究2022 in KGU」を実施しており,近隣の高校生に対して講座を開講しております.本コースでは,高橋健太郎先生による「生体信号・バイタルサインってなんだ?」と題した講座を提供しております.最近では 6/15(水) 10:45〜12:35 EF館健康スポーツ計測実験室において,関東学院高等学校・関東学院六浦高等学校の生徒様を対象に実施されました.
人口減少・超高齢化が進む日本において,今後は医療機関へのアクセスが困難になることが懸念されており,一人ひとりが日々の健康管理に取り組むことが重要になります.その手がかりとしては脈拍のようなバイタルサインがあります.一方で,バッテリーや通信回路をはじめとした電子部品の小型化により,こうしたバイタルサインをいつでも,どこでもデータ (生体信号) として収集することが容易になりつつあります.実際に現在すでに,腕時計型の機器に脈拍もしくは心電図をを測定する機能を備えたものが市販されております.さらに,例えば人工知能 (AI) 技術を活用して,収集されたデータを適切に分析し,お知らせ (フィードバック) してあげることで,健康管理が容易になり得ることは想像に難くありません.
また,一例として高橋研究室に所属する学生にウェアラブル心電図計測機器「MyBeat (ユニオンツール株式会社)」を装着し,リアルタイムに心電図や各種の指標がパソコンに表示される様子を実演していただきました.
ご参加いただいた生徒の皆様には,どのような生体信号をどのように収集・フィードバックすることで,豊かで持続可能時な社会を作ることができるか,考えていただきました.
— KGU_EE (@KGU_EE) August 1, 2022